ユニットバスの壁には「磁石」がくっつく?
中古住宅購入時に水回りのチェックは必須項目だと思います。その際にお風呂のチェックを行い、掃除道具等の収納するスペースが無い、シャンプー等の置き場所が少ないと悩まれた事はありませんでしょうか?もしくはワイヤレススピーカーの置き場所や子供おもちゃ置き場をどうしようかと思われた方もいるかもしれません。
最近のマンションや戸建て住宅は『ユニットバス』が使われているシーンが多い為、本日はチョットした工夫で、使い勝手の良い空間設計になることをご紹介したいと思います。
ユニットバスとは工場などで予め防水性の高い素材を用いて天井・浴槽・床・壁などを成型しておき、現場に搬入した後にそれらを組み立てる浴室のことです。間取図などにUBという記号を用いる事が一般的です。
タイルを1枚ずつ貼って造る在来工法の浴室と比べ、短時間施工が可能であるうえに階下への水漏れのリスクが少ないことから、戸建住宅からマンション、ホテル、アパート、病院などに至るまで、さまざまな建築物に用いられています。
よくトイレと一緒になっているお風呂を『ユニットバス』と勘違いしている方も時々見受けますが、トレイの有無は関係ありません。
そのようなユニットバスの壁に『磁石』が取り付けやすいということをご存知でしょうか?
どうやら最近のほとんどのユニットバスに磁石が取りつくようです。私の自宅も簡単に磁石製品が付きました。
その事実を知らず、吸盤のフックが付いた製品をユニットバスに取り付けている方も多いかと思いますが、どうやらユニットバスは吸盤が付きにくい仕様との回答もあるようです。
ユニットバスに磁石が取りつけられる理由は、多くのユニットバスの壁に鋼板が使われているから。鋼は鉄と炭素の合金なので、磁石がくっつくというわけです。
磁石製のフックであれば、時間の経過による吸着力の低下もありません。
残念なのは、アメニティグッズを製造・販売をしているメーカーもその事実を知ってか知らずか分かりませんが、磁石製品は少ないように感じています。ぜひ、もっと色々な工夫を凝らした製品が出てくれる事を期待しています。
いずれにせよ、住宅購入後、快適なお風呂で過ごす時間を楽しみたいと思います。
その際には本日、ご紹介させていただきましたユニットバスに磁石製品をご活用いただき、整理等が行き届いた空間設計をおススメ致します。
ぜひ、今後の住宅購入・購入後の参考にお役立て下さい。